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【介護未経験でもOK!】資格なしの介護職におすすめの働き方を徹底解説

Q:介護職は資格なしでも働けるの?

A:資格なしで働いている介護職もいっぱいいるよ!有資格者に比べると業務の幅が狭まるから注意してね!

  • 資格なしでも介護職として働けるのか心配
  • 資格なしだと職務や待遇、給料面でどうなるか不安
  • 資格なしでも働ける介護の職場が知りたい

こんな悩みはありませんか?

介護の仕事をしようと思っても、資格がないと不安ですよね。
資格なしだと働けない職場があったり、行えない業務があったりします。

介護職として働いていくなら資格を持っている方が有利です。
ですが、資格取得にも費用や時間がかかるので、誰もが簡単に資格を取得できるわけではありません。家庭の状況や生活リズムの変化により、すぐに働かなければならない場合もあるでしょう。

そこで今回は資格なしの介護職におすすめの働き方を徹底解説します。
資格なしでも働ける職場や、収入アップの方法もご紹介しますので、参考にしてみてください。

資格なしの介護職でも介護の業界では十分に働けます。
資格なしでも、利用者に真心のこもったケアを行うことは可能です。
良い職場で真心こめて働けばちゃんと評価されます。
資格なしでも自信をもって介護していきましょう。

これから資格なしの介護職におすすめの働き方を解説しますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。

目次

介護職は資格なし、未経験でも働ける!

資格なしでも介護の仕事は十分できます。
施設での介護には資格取得が義務付けられていないからです。

例えば特別養護老人ホームや老人保健施設、デイサービスなどでは、資格なしでも問題なく働けます。

ここでは無資格の介護職について以下の内容を解説します。

  • 介護職が資格なし、未経験でも働ける理由
  • 資格なしの介護職ができること、できないこと
  • 資格なしの介護職に義務付けられる研修

それでは順番に見ていきましょう。

介護職が資格なし、未経験でも働ける理由

資格なしの未経験でも介護現場で働ける理由は、国や事業所が資格のない人や未経験の人をフォローする体制があるからです。

日本は少子高齢化により高齢者の比率が増えており、多くの介護人材が必要とされています。
ですが十分な数の介護職員が確保できていません。

20217月に厚生労働省が公表した介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数によると、2025年度には約32万人、2040年度には約69万人を追加で確保する必要があるとされました。
有資格者だけでは必要な介護職員が確保できないので、国は様々な制度で介護職への就職をサポートしています。

介護事業所も経験のない新入職員を現場で教育できるように体制を整えている場合がほとんどです。
採用の際もスキルや経験よりも、周りと上手くやっていくための人柄の良さを重視している介護事業所が多くあります。

例え資格なしであったとしても、先輩職員やリーダー格の職員がきちんと指導してくれるので心配しなくても大丈夫です。

資格なしの介護職ができること、できないこと

資格なしの介護職は訪問介護の身体介護を行うことができません。
訪問介護員には介護職員初任者研修以上の資格取得が義務付けられているからです。
ですがその他の一般的な介護業務に関しては、資格なしでも制限なく行えます。

資格なしでは訪問介護で利用者の自宅に行って介護を行うことはできませんが、介護施設にいる利用者に対しては問題なく介護を行うことが出来るのです。

訪問介護は数ある介護事業の中のほんの一部に過ぎません。
どうしても訪問介護をやりたいのでなければ、資格がなくても働き口に困ることはないと言えます。

ただし技術や知識が未熟だと、意図せず利用者に危害を加えてしまう可能性もあります。
未経験で資格なしの場合は、適切な介護ができるように自ら学ぶ姿勢が必要です。

資格なしの介護職に義務付けられる研修

2024年から無資格の介護職は、認知症介護基礎研修の受講を義務付けられます。
厚生労働省が介護サービスの質を底上げし、利用者の尊厳の保障につなげるために施策しました。

すでに介護資格を所持している場合は受講が免除され、新入職員には受講まで1年の猶予が与えられます。
事業所が研修を受けさせる義務を負うため、無資格の介護職員は勤め先から受講の案内をされると思われます。

認知症介護基礎研修は認知症対応の基本を学ぶための研修です。
内容は介護の基礎的な資格である介護職員初任者研修よりも簡単な研修となります。
1
日だけ研修と演習に参加すれば良く、修了試験もありません。

今はまだ認知症介護基礎研修を受講する必要はありませんが、そのうち義務化されることが確定しています。
現在資格なしの人は覚えておくと良いでしょう。

資格なしの介護職におすすめの仕事3

資格なしの介護職におすすめの資格は3つあります。
どれも無資格で働ける職種なので参考にしてみてください。

  • バリバリ働ける施設の介護職
  • ライトな職務の介護助手
  • 介護現場を陰で支える介護事務

順番に解説します。

バリバリ働ける施設の介護職

施設の介護職は利用者に対する介護業務全般が仕事となります。
利用者と直接かかわる場面が多く、介護施設の主力を担う職種です。

利用者の動きをサポートすることが多いので、事故なく安全にケアを行うための技術や、利用者とちゃんと意思疎通するためのコミュニケーション能力が必要になります。

具体的な業務の一例は次のようなものがあります。

  • 食事、入浴、排せつなどの身体的なケア
  • レクレーションやイベントなど催し物の実施
  • 利用者の健康状態のチェックや日々の様子の記録

利用者は認知症を患っていたり、身体が自由に動かなかったりする場合があります。
そのため日常的なケアにおいても、事故が起こらないよう、丁寧なサポートが必要です。
ちょっとした油断が転倒して骨折、食べ物がのどに詰まって窒息、浴槽内で滑って溺れるといった重大な事故に発展する可能性があります。

介護職は介護施設の主役です。
利用者と直接関われるので、やりがいをもって取り組めることでしょう。

ライトな職務の介護助手

介護助手は介護職のサポートをするのが仕事です。
直接利用者に触れる介助は行わず、無資格で専門知識がなくても問題なく行うことができる業務を任されます。

介護助手が任される具体的な業務は3種類あります。

  • 認知症の方の見守りや話し相手、趣味活動のサポート
  • ベッドメイキングや食事の配膳、利用者への水分提供
  • 利用者が使う居室の掃除や片づけ、各種備品の準備

介護助手の最大の特徴は、排せつ介助、入浴介助といった重労働のケアを行わないことです。
負担の大きいケアで腰を悪くする介護職は大勢いますので、介護助手は介護職よりもけがや腰痛のリスクが低くなります。

また、新人の介護職や他業種から介護の世界に入った人は、入浴介助で裸の利用者をケアすることや、排せつ介助で尿や便の処理を行うことに心理的なハードルがあります。

いきなり介護職として様々なケアを行うよりも、介護助手として介護の世界に慣れていった方が馴染みやすいと言えます。

業務が制限されている分、一般的な介護職よりも給料が低く設定されています。
定年退職後の再雇用や、家事育児と仕事を両立させなければいけない場合にはおすすめの仕事です。
ですが収入を十分に得るためには、スキルを磨いて介護職になったり、介護系の資格取得を目指したりする必要があります。

介護現場を陰で支える介護事務

介護事務は介護事業所の事務員です。
介護サービスに関連する事務作業を行います。

介護事務の仕事は受付業務や電話対応、経理処理といった一般的な事務作業に加え、介護報酬請求業務があります。
介護報酬請求業務は介護サービスの料金を利用者と行政に請求するための業務です。
介護報酬請求業務は介護事務の仕事な中で最も重要であり、介護保険に関する専門知識が求められます。

介護事務は資格なしでも仕事ができますが、事務手続きを行うためある程度のスキルが必要となります。
介護事務に必要なスキルは3つです。

  • 介護報酬請求業務を行うための介護保険の知識
  • パソコン作業を行うためのWordExcelのスキル
  • お金を管理するための経理のスキル

その他にも利用者家族や介護職とコミュニケーションを図るため、介護業界に関する興味関心は最低限必要となります。

事務仕事に関心があれば、介護職からの転身も可能です。

資格なしで狙える介護の仕事の給料

資格なしでも働ける介護関連の仕事の給料を大公開!
ここでは先ほど紹介した3つの職種の給料について解説します。
職場選びの参考にしてみてください。

  • 介護職員の給料
  • 介護助手の給料
  • 介護事務の給料

順番に解説します。

介護職員の給料

介護職員の給料は月収23万円前後、平均年収は330万円程度です。
日本全体の平均年収が440万円程度なので、介護職員の給料は平均より低くなっています。

スキルやキャリアを磨くことで年収400万円台を目指すことは十分可能です。
資格取得は必須となりますが、介護職員からケアマネジャーや生活相談員、介護事業所の管理者などのキャリアをめざすことも可能です。

資格なしでバリバリ働いていくのなら、まずは介護職員から始めてみると良いでしょう。

介護助手の給料

介護助手の給料は月収20万円前後、平均年収は280万円程度です。
収入面では介護職員よりも低くなります。

介護助手の魅力は介護職員よりも仕事内容が限定されている分、業務に対する身体的、精神的負担が少ない点です。
介護の世界の雰囲気を掴んだり、簡単な業務を通して無理なく介護の仕事に馴染んだりすることに向いています。

業務が限定されていて負担が少ない分、収入面には不安があります。

介護の仕事で稼いでいくつもりであれば、早々にスキルアップや資格取得を目指し、介護職員として活躍する方針がおすすめです。

介護事務の給料

介護事務の給料は月収22万円前後、平均年収は310万円程度です。
給与水準は介護職員や一般的な事務員とあまり変わりません。

デスクワークが中心なので身体的な負担が少なく、定時で仕事をこなせるのでプライベートとの両立もしやすい仕事です。
キャリア展望としては専門性のある資格を取得したり、介護現場の業務や管理業務を兼任したりすることが挙げられます。

働き次第で様々なキャリアの方向性が考えられるのも介護事務の魅力です。

介護に携わる仕事で収入をアップさせるおすすめの方法

介護関係の仕事で収入をアップさせるおすすめの方法は3つあります。

  • 給料の高い介護事業所に就職する
  • キャリアアップにつながる資格を取得する
  • 夜勤専従として働く

順番に解説します。

給料の高い介護事業所に就職する

給料の高い介護事業所の特徴は3つあります。

  • 利用者の介護度が高めの入居施設
  • 都市部や首都圏に法人本部のある介護事業所
  • 法人規模の大きな介護事業所

利用者の介護度が高めな入居施設は、特別養護老人ホームや老人保健施設などです。
グループホームやサービス付き高齢者向け住宅などは、利用者の介護度が低く、給料があまり高くない傾向にあります。

利用者の介護度が高い施設は給料が良い反面、ハードワークできつい職場が多い傾向にあるので注意が必要です。

また、規模の大きい法人や大都市に本部のある法人は、給与水準が高い傾向にあります。

ただし、特徴に当てはまるからといって、必ずしも高収入が約束されるわけではないので注意が必要です。
職場を選ぶ際は採用の条件を細かく比較して、納得できる事業所を探す必要があります。

キャリアアップにつながる資格を取得する

収入を上げるためには資格を取得してキャリアアップを目指すのが効果的です。
介護事業所の要職に就くことで替えの効かない存在となり、事業所にとって価値の高い人材となれます。

介護職や介護助手は実務経験を積んで介護福祉士の資格取得を目指すのがおすすめです。
介護福祉士は資格なしの介護職に比べ手当や基本給が充実しており、年収ベースで60万円ほど給料が高いデータがあります。

介護事務であればケアクラークや介護事務実務士などの資格取得がおすすめです。
介護事務としての専門性をアピールすることで、待遇の改善が期待できます。

資格の取得には費用も時間もかかりますが、適切な資格を取得できればキャリアアップや収入の増加が期待できます。
余裕があれば是非とも資格取得を目指してみましょう。

夜勤専従として働く

介護職員が大きく稼ぐための方法が夜勤専従です。
介護施設の夜勤業務のみを専門で行うことで、一般的な働き方よりも高収入を目指すことができます。

フルタイムで夜勤専従を行うことができれば、月収35万円前後、年収400万円以上が目指せます。

夜勤専従の注意点は3つあります。

  • 一般的にあまり求人が出回っていないため、事業所との交渉が必要
  • 昼夜逆転の生活となるため、身体に大きな負担がかかる
  • 日中の様子がわからない状態で人員の薄い夜間を担当するため、介護職としての高い能力が必要とされる

夜勤専従は介護業界をある程度把握したベテラン介護職向けの働き方です。
慣れさえすれば生活リズムを構築しながら、バリバリ働くこともできます。

夜勤業務を連続でこなす必要があるので体力的にはハードですが、人によっては夜勤だけの業務の方が向いている場合もあるようです。

夜勤が苦にならないようであれば、おすすめの働き方です。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は資格なしの介護職の働き方や、収入アップの方法をご紹介しました。

介護の業界は資格なしでも働き始めることができます。
特に施設の介護職は資格を持っている職員と業務内容は変わりません。
まずは介護の仕事をしながら、キャリアアップを目指してみても良いでしょう。

以上参考になったら嬉しいです。
介護の仕事は資格なしで働いても十分に活躍できます。
現場でスキルを磨いて、これからの介護業界を一緒に盛り上げていきましょう!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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